【コラム|防犯Days】簡単チェック!一軒家の侵入者対策6選

この記事では、一軒家でとるべき侵入者対策を紹介しています。

一軒家は侵入できる窓やドアが多く、また隣の家までの距離が多かったり、庭があることによって暗がりが多くなり、集合住宅に比べて侵入が気付かれにくい傾向があります。

今回紹介する対策は、こうした一軒家の侵入しやすい環境を変えることで、犯罪の予防や抑止が期待できる方法を考えます。

施錠が甘い

こんな人は要注意

家族の出入りが多いので玄関ドアは無施錠にすることが多い
裏口や勝手口のドア鍵は基本開けている
無施錠の窓がある
何年も鍵を交換していない
古いタイプ(ディスクシリンダー錠など)のドア鍵を使っている
ドアや窓の鍵は1つしか付いていない

鍵の管理が不十分

古いタイプの鍵や壊れた鍵を使用していると、ピッキングやバンピングといった手法で容易に開けられてしまいます。

また、補助錠をつけていないと、ドアが破られてしまうと侵入されてしまいます。

スマートロックを導入する
鍵をディンプルキーに交換する
補助鍵をつける
センサーアラームをつける

無施錠の窓や裏口

侵入者は裏口や勝手口、2階やベランダの窓が施錠されていない家を探しています。

窓が無施錠だと、比較的簡単に侵入される可能性があります。

2階の窓や勝手口もしっかり施錠する
窓にも補助錠をつける
センサーアラームをつける

侵入経路が多い

こんな人は要注意

窓が大きい
1階の窓やドアが多い
2階の窓を開けっぱなしにしている
ガレージや物置と連結している

ベランダや窓が開放的

窓が開放的で大きい場合、窓を破りやすく、侵入しやすい傾向があります。

また、一軒家の2階やベランダの窓が無防備な場合、侵入者は梯子を使って容易に侵入することがあります。

特に2階の窓は施錠されていないことが多く、狙われやすいポイントです。

家を買う・借りる前にチェックする
防犯フィルムを貼る
補助鍵や格子をつける
玄関にスコップや梯子など侵入の道具になるものを置かない

ガレージや物置が連結している

ガレージや物置が住宅に直接つながっている場合、こういった場所から侵入されるリスクがあります。

特にシャッターやガレージのドアが無施錠のままだと侵入されやすくなります。

家を買う・借りる前にチェックする
ガレージにも施錠をする
ガレージを常に片付けておく(隠れる場所を作らない)

見通しが悪い・隠れる場所が多い

こんな人は要注意

玄関が奥まっていて暗い
人目につかない勝手口や窓がある
庭が広く、茂みや高い木などが多い
フェンスや柵が高い
センサーライトを使用していない
窓周辺が芝生などで足音に気付きにくい

高いフェンスや茂み、高い植栽が多い・足音に気付かない

家の周りに背の高い木や茂みがあると、隠れ場所を提供してしまいます。

プライバシーを守るために設置していても、逆に不正侵入者にとってはカバーになってしまい、侵入者が外部から見えにくくなり、不審な行動がバレにくい環境が作られてしまいます。

また、侵入経路となる窓周辺が芝生など音を緩衝する場合、足音が出にくく侵入しやすくなってしまいます。

高い木はカットする・植え替える
植物を密集させない
侵入経路周辺に防犯砂利を敷く

玄関、勝手口などが暗い

夜間でも玄関や周りが暗いと、侵入者にとって好都合です。

暗い場所は不審者が見つかりにくいので、外灯やセンサーライトが設置されていない場合は、周りが暗く、不審者が見つかりにくいの環境を作るので、侵入しやすくなります。

センサーライトを設置する
夜でも玄関のライトをつけておく
玄関までの見通しをよくする

家の外観や管理状態が悪い

こんな人は要注意

フェンスやドアが壊れている
玄関や周囲の清掃がされていない
庭の手入れをしていない
ポストに郵便物を溜めている

管理が行き届いていない外観

古くて壊れたフェンスやドア、草木が伸び放題の庭は、住人が家のメンテナンスに無頓着だと見られ、侵入されやすくなります。

侵入者はこのような家をターゲットにしやすいです。

ドアや窓などの故障箇所はすぐに直しておく
玄関や庭の清掃や手入れをしっかりする

郵便物が溜まっている

ポストに郵便物が溜まっている家や、新聞が放置されている場合、住人が長期間不在であることをアピールしてしまい、これを見て、侵入者が「留守だ」と判断して侵入を試みるケースもあります。

また郵便物から個人情報を盗み、請求書などから住人の生活水準を確認する場合もあるので要注意です。

郵便物は毎日回収する
長期不在時は郵便物等の配達を止める
郵便ポストに鍵をつける

周囲の環境が侵入を助長

こんな人は要注意

家が奥まった場所にある
道路に面していて高い塀がある
高いマンションや建物に囲まれている
周囲の電灯が少なく薄暗い

人通りが少ないエリア

人目につきにくい場所にある家、特に夜間の人通りが少ない場所にある一軒家は、侵入者にとって狙いやすいです。

住宅街の中でも、奥まった場所や周囲の建物に隠れやすい家はリスクが高いです。

家を買う・借りる前にチェックする
センサーライトを設置する

道路に面していて高い塀がある

大通りに面している家は、道路から侵入されるリスクが高いですが、高い塀があるとそのリスクがさらに増します。

外からは見えないため、侵入しても気付かれにくくなります。

家を買う・借りる前にチェックする
塀の上に防犯フェンス(鉄柵など)を追加する
センサーライトや防犯カメラを設置する

住人の防犯意識が薄い・防犯対策が不足している

こんな人は要注意

ゴミ捨てや近所へ買い物に行く時はドアの鍵を閉めない
トイレや浴室などの小さい窓の鍵を閉めていない
鍵をポストなどのわかりやすいところに置いている

家を出る時に施錠を怠る

ちょっとした外出時でも施錠をしない家は、侵入者にとって格好のターゲットです。

また、勝手口やベランダの窓を常に開けっ放しにしているたり、家族が共用で鍵を使えるよう、ポストなど一定の置き場所に置いておくことも、侵入のリスクが高まります。

しっかり施錠する
家族には合鍵を作り、日頃から施錠する癖をつける
2階や小さい窓であっても施錠を怠らない

防犯カメラやアラームなどの防犯対策していない

家の外に防犯カメラやセンサーライト、アラームなどの防犯設備がないと、侵入者に対して心理的な抑止効果が弱くなりり、カメラやアラームがないことでも、侵入リスクが高まります。

「防犯カメラ作動中」「警備会社契約中」などのステッカーや表示がない家は、侵入者に対する警戒心が薄いと判断されやすいです。

こうした防犯対策を怠ると、侵入ターゲットとして選ばれる可能性が高まります。

防犯グッズを使用する

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まとめ

このような特徴を持つ一軒家は、侵入者にとって狙いやすいターゲットとなります。

しかし、これらの問題点を認識し、適切な対策を講じることで、侵入リスクを大幅に減らすことができます。

防犯意識を高め、物理的なセキュリティを強化し、日々の習慣を見直すことで、侵入者に対する抑止効果を高めることが可能です。

家族や財産を守るためにも、早めに防犯対策を検討し、安心して暮らせる環境を整えることが大切です。

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