サッカーワールドカップ⚽

日本はポーランドに0-1で負けましたが、順位決定規定で決勝トーナメントに進出を決めました。

最後はパスを回すだけの時間稼ぎ…

”最後まで諦めるべきではなかった”

”茶番だ”

”恥ずかしい試合だ”

日本代表の戦い方には賛否がありますが、何を目的としているかだと思います。

個人的意見ですか、正々堂々と戦い敗退することを美学だとは思いません。

自力だろうが他力だろうが、決められたルール内で決勝トーナメントに進むための戦術。

少々コジツケではありますが、護身術にも同じことが言えますね。

あなたは、彼女と街を歩いている時に、肩がぶつかったと数人の輩にからまれた。

1人であれば走って逃げることができるが…。とりあえず彼女に怪我をさせないことと、無事に逃げることが優先。

相手に頭を下げて「申し訳ありませんでした」と謝罪してみると、あっさりと引き下がってくれた。

彼女からは、「何で謝るのよ!かっこ悪い!」「男だったら、戦いなさいよ!」と罵られた。

しかし、相手は複数人。

力の差は歴然。

戦えばカッコ良いかもしれないが勝てる可能性が低い。

勝てないどころか、最悪は彼女に被害が。

プライドを出して戦うと、彼女を守るという目的の達成はかなり難しくなる。

反対に相手に謝罪することで、相手の自尊心が満たされ、暴力行為に発展しない可能性は高かった。彼女からは罵られ、愛想を尽かされることの可能性も高かったが。

結果、自身の面子は潰れることになりましたが、彼女を守るという目的は達成できたわけです。

話はサッカーに戻りますが、西野監督はきっと悔しかったでしょう。

選手に戦いを放棄させなければならなかったのですから。

叩かれることもわかっていたでしょう。

それでも西野監督は、ワールドカップ決勝トーナメントに進むという目的のためだけに全てを覚悟して指揮をったのだと思います。

私はこれこそが”侍”だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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HIDETSUGU OKUBO

ゼネラルディレクター&チーフインストラクター護身術 JET KRAVMAGA
1973年生まれ 株式会社JAM代表取締役。2013年ジェット・クラヴマガを設立。クラヴマガを指導するため、札幌、苫小牧、東京、千葉を往復する毎日。護身術/防犯/応急救護/ 詳しいプロフィールはこちら