インストラクターの小川です。
この前電車で帰っていた時の出来事です。
人もそんなに混雑していなく、その日はひどく疲れていたこともあり、座りながら少しウトウトしていました。
すると同じ車両の少し離れたところから
酔ったオヤジの騒ぎ声が聞こえて来ます。
護身の基本は危険に近寄らない。
「君子危うきに近寄らず」です。
しかし良く見ると……
座っている髪の長い人をボコスカ殴ってるじゃあありませんか!!
ここで見て見ぬふりをしたら男が廃る!!
なーんて正義感が働いちゃうわけですよね(笑)
周りの方たちは酔ったオヤジに圧倒され綺麗に避けていました。
すかさず私は男を止めに入ります。
近くの優しそうなおじさんも同時に止めに入って
「落ち着けよ、オッサン」
と酔ったおじさんの左腕の“上腕骨内側上顆”の部分(いわゆる肘の骨のでっぱり)を私は左手の中指と親指で引っかけるようにして掴み、おじさんの万が一の攻撃に備えていました。
そう、至近距離では何を持ち出すか何をされるかは予想できません。
掴んでいる自分の左手から相手の動きを感じ、アンテナを張ります。
これもひとえに護身術をやっていたお陰です。
おじさんと至近距離で目が合う。
するとおじさんはよくわからないことをぶつくさといい下がっていきました。
さて髪の長い人は無事か!?
そう思い、自分至上最高のイケメンな表情を作り髪の長い人を見ました。
すると……
男じゃねーか!!
お前、男じゃねーか!!
「お兄さんはねぇえ、正しいよぉ、ゲップ。お兄さんはね、正しいよぉお」
髪の長いお兄さんの頭を思い切り平手打ちしたい衝動に駆られましたがハッと我に返り
なんとかお兄さんを制圧せずに済みました。
…助けなきゃよかった(T-T)
何だろうこの損した気分は(T-T)
私は寂しく、空いている席に腰掛け、電車に揺られて帰るのでした。
さて、真面目な話
実際の場面でクラヴマガなどで教わっている技を行使する場面は稀だと思います。
しかし、技を知ることや日々訓練や稽古を積むことは自信に繋がります。
そんな自信やいざというときに備えて身を守るテクニックを学べるクラヴマガ。
私たちと一緒にクラヴマガを習得していきましょう!!
【小川インストラクターの稽古日程】
☆東京国分寺トレーニングセンター
毎週土曜日19:00~21:00
☆さいたまトレーニングセンター
毎週水曜日19:00~21:00